ブラウザ完結型オンライン会議ツール『Whereby』を取材に使ってみた

外出自粛・在宅ワークの波が押し寄せている昨今。クライアントによってツールは使い分けていますが、自分がホスト(mtgのセッティングをする)となってオンラインツールを使う場合は『Whereby』をよく使います。

会社員の方だと、会社単位で契約しているツールを使うケースが多いと思うのですが、フリーランスで不特定多数の方とオンラインミーティングを行う私としては『Whereby』を気に入っているので、好きなポイントや使い方について書いていこうかな、と思います!

そもそも『Whereby(ウェアバイ)』って何?

一言で言うと、「ブラウザ完結型」のオンライン会議サービスです。

以前は『appear.in(アピアイン)』というサービス名でしたが、ブランドを一新したよう。本社はノルウェーだそうですが、noteアカウントを持っていて、以下記事に詳細が載っています。気になる方はどうぞ。

『Whereby(ウェアバイ)』を好きな理由

好きポイント1|インストール不要でブラウザ完結

一番の好きポイントはここ! 『Whereby(ウェアバイ)』は、アプリのインストールが不要、ブラウザさえあればOKなんです。

公式では、推奨ブラウザはChrome、その他Firefox・Opera・Vivaldiで使用可能。
個人的に試した感じだと、Safariでもアクセスできました。スマホアプリ(iOS/Android)は一応ありますが、アプリを入れなくても、スマホのブラウザからアクセス可能です。

これ、何でブラウザ完結がありがたいかというと、取材で不特定多数の相手とやりとりする、しかも取材の一回しかオンラインツール使わないとなると、相手にいちいち「このツールをダウンロードしてください」とかお願いするのはちょっと気が引けるのですよ。相手にとっても手間だし、もし相手がPC周りに詳しくない方だったら、ツールの入れ方から案内する必要が生じて、「やり方わかりません!」と言われた場合、私もそんなに詳しくないから案内できないし……!

ということで、URL送ってブラウザからアクセスしてもらえればOKなWherebyがとっても都合が良いのです。

ただ、Windows搭載ブラウザのEdge・IEで使えるかどうかがわからないのが、若干不安な点。とはいえChromeとSafariからアクセスできるので、もし「PCからアクセスできません!」となったら、スマホからアクセスしてもらえれば問題ないのかな、と思っています。

好きポイント2|無料プランでも4人までなら接続時間が無制限

無料プランでも4人までなら接続時間が無制限なのは、個人的にありがたいな、と。

Zoom無料プランだと、「1対1だと無制限、複数人だと一回40分」なんですよね。(自分がホストとしてURLを発行した場合。ゲストとして他の人が発行したURLを使うときは、発行元の人が有料プランに入っていれば時間制限はありません)

40分経過後に一度切って繋ぎ直せばいいものの、取材や打ち合わせの最中に一旦切ってまたつないで……って現実的ではないですし。今のところ4人以上のオンライン取材はないのでFreeプランですが、今後4人以上の取材が発生したらProを契約しようと思っています。

ちなみにプランは3つあります。Businessは会社単位で契約する場合のプラン、個人ならFreeかProになるかと思います。Free・Proのプランの違いをざっくり紹介。

Free Pro
月額 Free $9.99
同時接続人数 4人 12人
接続可能時間 無制限(人数しばりもなし)
作れるルーム数 1つ 3つ

「ルーム」は、会議の時に使うURLのこと。Zoomだと会議ごとにURLを発行しますが、Wherebyの場合は同じURL(任意で設定可能)を何度も使えます。オンライン上に会議室があって、そこを何度も使うようなイメージですね。

「他の人が間違って入って来てしまうことはないの?」と思った方、大丈夫です。ロック機能があるので。(「使い方」で後述)

『Whereby(ウェアバイ)』使い方

会員登録(ホストになる場合は登録が必要・ゲスト参加の場合は不要)

自分がホストとなって会議を開催する場合は、会員登録が必要です。
『Whereby(ウェアバイ)』のサイトから会員登録をします。登録方法はそんなに難しくないので割愛。

登録時にルームのURLを決めます。(任意・重複不可)
あと、ルームをロックしておくかどうかも、ルーム作成時に決めます(たしかそうだったはず……登録後に変更もできます)。ロックをしておかないと関係ない人がうっかりルームに入ってきてしまうことがあるのでご注意を。

ロックしておくと、URLを叩いても即入室はできず、ホストの元へ通知がくる形になります。どんな風に通知が来るかは後述します。

【ホスト】ゲストを会議に招待

登録時に作成したルームのURLを送ればOK。
ルームのURLを忘れてしまった場合は、会員登録→ログインをすると、マイページに自分のルームへのリンクがありますのでそちらで確認を。

【ゲスト】送られてきたURLにアクセスして「Knock」

こちら、ゲスト側の画面です。「Enter your name」に、任意の名前を入力します。ここに入れた名前でホストへ通知が行きます。今回は、「テスト」と入力。
アカウントを持っていればログインしても構いませんが、ゲスト参加であればログインや会員登録をしなくても利用可能です。

「Request Permissions」を押して、カメラとマイクの使用を許可します。

画像はSafariでアクセスした場合。ブラウザによって表示は異なります。

カメラに自分の顔が映っているのを確認して「Knock」を押すと、ホストに通知がいきます。
ちなみに「Knock」を押した瞬間のキャプチャがホスト側に表示されるので、若干顔をキメておくといいかもしれません。まぁ万が一目が半開きとかでも顔がわかれば良いのだけど、気になる方は……。

あとたまにカメラが機能しないことがあり、そういう時は一度ブラウザを閉じて再度アクセスすると直ります。Wherebyが原因なのか、私のブラウザやカメラ側の問題なのかは不明ですが、もし同じような現象が起きたら試してみてくださいませ。

【ホスト】通知が来たら相手を確認して「Let in」

こちら、ホストの画面。
右上に「テスト requested to join」とありますが、「テスト」はゲストが入力した名前です。名前をチェックして問題なければ「Let in」をクリック。

画面下の「People」のアイコンをクリックすると、ゲストが「Knock」を押したときに撮影されたゲスト側のキャプチャが表示されますので、念のため顔を確認したい方はそちらをチェックしてから「Let in」を押してください。

ゲストが入室できました。これで完了!(左右同じ人間が映っているのは、画面キャプチャを取るために1人で別ブラウザからアクセスしたからです)

実際の会議で使う前に、スマホとPCなど別端末でアクセスしてみて、音声や映像に問題がないかをチェックするのをおすすめします。(スマホの場合も、アプリを入れなくてもブラウザからアクセス可能)

『Whereby(ウェアバイ)』を実際に使った感想

『Whereby(ウェアバイ)』を1時間ほどの取材で使ってみました。これまでZoom、Googleハングアウトを使ったことがありますが、そちらと比べても画質や音の面ではまったく問題なし!

「ブラウザ完結型」っていうのがやはり良いですね。どのオンライン会議サービスがいいのかな、と迷っている方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

【追記】トラブル対処法まとめ

実際にあったトラブルの対処法を備忘録として追記していきます。

相手の音声がこちらに聞こえない/こちらの音声が相手に聞こえない

端末に元からついているスピーカーやマイクを使用している場合は、ミュートになっていないかどうかを確認してみてください。

自分、もしくは相手がイヤホン/ヘッドホンやマイクを使用している場合、マイク・スピーカーの出力先を切り替える必要がある場合があります。

画面右上の歯車マークを押すと、マイク・スピーカーの出力先を変更する画面が表示されます。変更→Applyを押すと、変更が完了します。Applyを押さないと変更されませんので、ご注意を。

自分と相手側、どちらの設定をいじればいいのか? の判断については、基本的にはイヤホン/ヘッドホン、マイクを使用している側の設定を変えてもらう必要があるので、相手方がイヤホンなど使用している場合は上記の変更方法を案内してみてください。

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