WordPressのお問い合わせフォームと言えば「Contact Form7」。
プラグインをインストールして簡単な設定をすればすぐに使える優れものです。
今回ご紹介するのは、フォームを送信した際に、送信元のIPを取得できるようにする方法です。
以前WordPressを使う知人から「迷惑メールが同じ相手(匿名)から何通も届くが、送信元を特定できないか?」という相談を受けた際に調べてみたもの。
※迷惑メールを来ないようにする設定ではありません。
「Contact Form7」のページでタグを確認
難しい設定は必要なし!
ここのページに記載されているタグを使えば、設定自体は1分もかからず終わります。
使うのはこちらのタグ。
[_remote_ip] — このタグは送信者の IP アドレスで置き換えられます。
このタグを所定の場所に設定すれば、問い合わせがきたときに自分に届くメールに、送信者のIPアドレスが記載された状態になります。
「Contact Form7」での設定方法
WordPress管理画面の「お問い合わせ」からコンタクトフォームの設定に入り、「メール」タブの「メッセージ本文」にタグを記載して保存。

……以上!!!
簡単です。
念の為、設定後に自分でテストメールを送ってみて、自分のIPが記載されているかを確認してみるといいかと思います。
「Contact Form7」でIPアドレスを取得して何ができるの?
迷惑メール送信元のIPアドレスがわかったといっても、自力で個人を特定できる……というわけではありません。
なので、「そんなに簡単にIPが取得できるってことは、自分のIPも知られてしまうから、Web上のフォームは使わないほうがいいの???」と心配する必要はないかと思います。(信用性が低いサイトのフォームはもちろん使わないほうがいいとは思いますが)
IPが役に立つのは、ズバリ法的手段に出るとき。
プロバイダであればIPアドレスから個人を特定できます。
自動で送られてくる海外のスパムメールとかじゃなくて、「特定の匿名の人から嫌がらせメールがきて、個人を特定したい」という場合に使うようなイメージでしょうか。
「嫌がらせメールなんてこないから大丈夫だよ」と思っていたとしても、フォーム設置時に一緒に設定してしまったほうがいいかな、と思います。
なぜなら、迷惑メールがフォームから送信されたあとに、送信者のIPを取得することはできないから。
迷惑メールが来たあとでは遅いのです。
難しい設定でもないので、先に設定しておくことをオススメします。
ちなみに、個人の特定はできませんが、送信された国やプロバイダなど、ざっくりした情報はわかるので、海外からのスパムメールがどこの国から来ているのかを調べたい、というような場合は、「IPアドレス/検索」でググると、調べられるサイトがいくつか出てきます。
※私はこちらのサイトをよく使ってます
https://www.cman.jp/network/support/ip.html
迷惑メールは来ないに越したことはありませんが、どーやっても来るときは来てしまうので(泣)
できる限りの対策は自分でしておいたほうがいい! と思います。