「将来の夢」を描くときはゆるっと抽象的に。

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先日、知り合いが勤めている会社のゆるっとした交流会に参加したんですが、そこのインターンの大学生と仕事についての話をしているうちに、小学生の頃に出た「将来の夢についての作文を書く」という宿題で先生を困らせたことをふと思い出した。

みんなが「消防士になりたい」「パン屋さんをやりたい」なんてことを書いてくる中、「今の段階で将来なりたい具体的な職業を思い浮かべるなんて無理でしょ」と思って、「具体的な職業を思い浮かべることはできないが、こう言った概念にあてはまる生き方をしたい」というようなものすごく抽象的な作文を書いて提出したら、「えっと、これが将来の夢なのかな・・・?」と先生がキョトンとして聞いてきた。

我ながら可愛げのない小学生だ・・・生徒がこんなこと書いてきたら、そりゃ先生戸惑うよね。

昔も今も、長期的な「将来」のことを思い描く時、具体的なものになるべく当てはめないようにしている。

数年単位なら「この会社に入りたい」「この職業に就きたい」と考えるのもアリだとは思うけど、世情の変化やテクノロジーの進化、労働人口の減少と高齢化・・・などなど、いろんな要因が合わさって「仕事」のかたちがどんどん変化しているから、今あるものできっちり道筋を描いたとしても目指す職業の価値が変わったり、そもそも職業自体が無くなる可能性すらある。

「○○になりたい」という将来の描き方は、これからにマッチしないと思う。
どんな風に生きたいのか、自分がどんな状態であれば心地良いのか。
それを満たすためにはどんな働き方をするのが良いのか。じゃあどんなスキルを身につけるべきなのか。

「仕事」は、どんな生き方をしたいかを達成するための「手段」だから、「こんな職業に就きたい」を目的にしてしまうと、その仕事に就いた時に「合わないな」と思っても、うっかり辞められなくなったり、真面目な人だと「逃げたくない」なんて我慢しているうちに心を病んでしまったりする。

将来については「こんな方向性で」というふわっとしたものを心の中に置いて置いて、具体的に何をするかは周囲の環境の変化に応じて軌道修正していくのが良いやり方なんじゃないかな、と。

私の経歴(保険営業→IT→飲食マーケティング→エンジニアスクール広報。途中でWebデザインの学校にも通っている)はハタから見たらとっちらかっているように見えるけど、最短ルートではないものの、一応自分の中の方向性に沿った方に進めているのでまぁ良いかと思っている。

ちなみに「内定は出たけどそれが本当にやりたい仕事かどうかわからない」って子もいたけど、将来やりたいことを今無理に決めなくてもいいと思う。

学生と社会人って見える世界が全然違うから、とりあえずどっかしらの会社に入って仕事して、それを判断基準にしてこれは合う・合わない、こんな仕事が好きとか嫌いとかってのを見つけていけばいいと思う。そこの仕事が合えば続ければいいし、合わなければ仕事を変えてもいい。

今の自分が見ているものが全てではない。人と会って、新しい世界を知ったら、やりたいことがどんどん変わっていくのは当たり前。それを見て「飽きっぽい」とか「節操ない」と人に言われたとしても、”どう見られるか”より、”どうありたいか”の方が私にとっては大切なことなので、そんなの知らない。

真面目に思い詰めないで、ゆるくいこうよ。大人は楽しいよ。

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